講師・講演情報
8月2日(金)9:40 - 10:40
「電顕に携わって30年、そして退職後の20年」
演者は、電顕技術者として三菱化学生命科学研究所に勤務し、電顕室の管理運営と共同研究を業務とし30年ほど在籍した。その間、ヒトを意識したうえでのマウスの発生過程をTEM/SEMを用いて解析してきた。
哺乳動物の発生は、すべての過程が母体の中で進行する。これら過程は主に光顕の切片観察により解明されてきた。しかし、切片像からは三次元的に変化する胎仔の形状や変化を理解することは極めて難しい。そこで演者は、SEMを主体に三次元的に観察、且つ経時的変化を血管樹脂鋳型法や細胞成分除去法などの特殊技術を交えた電子顕微鏡的解析による「古くて新しいマウスの発生」を紹介する。
近藤 俊三
Shunzou Kondo
プロフィール)
職歴:1974年 三菱化学生命科学研究所入所
2003年 同研究所定年退職
2003年 日本電子(株)技術顧問として入社、現在に至る
学位:獣医学(東大農学部)
趣味:バードウオッチング
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昭和大学
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