講師・講演情報
8月2日(金)14:30 - 15:30
「免疫電子顕微鏡法」
電子顕微鏡を用いて組織や細胞の微細構造内における分子の局在を捉える免疫組織細胞化学を免疫電子顕微鏡法(免疫電顕法)と呼びます。免疫電顕法では微細構造の保存ということと、感度の高い特異的免疫反応を行うという、相反する事柄にできる限り対応することが重要です。免疫電顕法では電子顕微鏡試料作成過程において、免疫反応をどの段階で行うかによって、包埋前免疫電顕法、包埋後免疫電顕法、さらに樹脂包埋しないで凍結超薄切片を作製し、免疫反応を行う凍結超薄切片法の3つに分類されています。本講義では、それぞれの手技について出来るだけ初学者にも分かり易く説明したいと思います。
秋元 義弘
Yoshihiro Akimoto
プロフィール)
杏林大学医学部顕微解剖学教室
本年4月から杏林大学医学部顕微解剖学教室にて特任教授を拝命しております。これまで包埋前免疫電顕法、包埋後免疫電顕法、凍結超薄切片法を用いて内在性動物レクチンなど糖鎖生物学の研究を行ってきました。本講演が皆様の研究や仕事のお役に立てれば幸いです。現在、公益社団法人日本顕微鏡学会の常務理事と公益事業企画推進委員長を担当させていただいております。昨年度、ジュニアメンバー制度を立ち上げ、また今年度の学術講演会では中高生によるポスター発表、市民公開講座、顕微鏡体験ワークショップを企画・開催しました。小中高校生のジュニアメンバー募集中です。入会金、年会費は無料ですので、是非周りの方に入会をお声がけください。
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昭和大学
電子顕微鏡室
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