• 講師・講演情報(実技)

    8月27日(土)00:00 - 00:00

    題名)超薄切:生物試料超薄切の基礎

    ~超薄切:腎臓、軟組織など~

    薄切片法に関する資料は多くありますが、その習得にはある程度の訓練が必要であり、何より重要なのは実際に見て習うことです。しかし近年は人員の削減などで、周囲に技術を持った人がいないということもあります。今回は複数の担当者が各施設で得意とする分野の薄切方法を解説します。今回の実技講習では、ウルトラミクロトームとダイヤモンドナイフを使用し試料のトリミングから光学切片・超薄切片作製までを行う予定です。
  • 岩井 充

    Mitsuru Iwai

    プロフィール)
    中央大学商学部会計学科卒
    コマーシャルラボである(株)エスアールエル(衛生検査所)にて畑違いの仕事に就いて30年余。そのほとんどを、電子顕微鏡検査(標本作製)に携わってきました。広い医療の世界で日々地道な作業に取り組んでおります。
    現在は、1日15~20件、年間4,800件以上の症例の超薄切片作製のため、朝から晩までウルトラミクロトームにかじりつく毎日です。
    腎臓の薄切がメインですが作業前には患者さんの臨床情報や病理所見を確認し、どの糸球体の何を観察すればよいか、電子顕微鏡撮影のしやすさを絶えず意識し作業しています。
    また、大量な試料を日々処理していますが、作業に流されないよう試料の裏には患者さんやその家族がいる事を常に意識しています。
    高校時代は3年間美術部で油絵を描いていました。社会人になってからは、恥ずかしながらプラモデルの収集にのめり込み、典型的な「積んどくマニア」です。

  • 深町はるか

    Haruka Fukamachi

     九州大学大学院卒業後、現在は昭和大学歯学部口腔微生物学講座にて助教をしております。

    日々、う蝕や歯周病を引き起こす口腔細菌の病原因子の分子生物学的な解析を行っています。

    大学院生の実験の一環で始めた電子顕微鏡でしたが、TEMから得られた情報に(院生を差し置いて)大興奮したことを昨日のように思い出されます。